子どもと紛争や戦争について対話する際の4つのポイント

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子どもと紛争や戦争について対話する際の4つのポイント

子どもと紛争や戦争について対話する際の4つのポイント

2022-03-08

世界情勢が緊迫するなか、大人だけでなく子どもも紛争に関するニュースを見聞きしており、なかには不安や恐怖を過度に抱いてしまうお子さんもいます。

子育て中のご両親やご家族、そして周囲の大人が直面する最も難しい課題のひとつは、子どもに人生における厳しい現実を受け止めさせる準備をすることです。それはとても難しい課題のひとつですが、子どもたちが一人前の大人として生きていく未来を見据えた時、変化の激しい社会を生き抜く力はこれからとても重要になることでしょう。

もちろん子どもの安全や健康、そして幸せを守ることが最優先ですが、紛争や戦争、暴力の問題は避けては通ることはできず、解決困難な課題にあふれた社会で生きていくためには、こうした問題について考えることが大切ではないかと思います。いずれはこうした問題に直面するため、成長段階に応じた方法で早いうちから準備することが私たちは大切ではないかと考えています。

ケアファインダーでは、紛争や戦争についてどのようにお子さんと話すべきかを考える上で有益なアドバイスや情報を集めました。ぜひ参考にしてみてください。

紛争や戦争などの暗いニュースについて、子どもと対話をする際の4つのポイント

・不安のサインを探す

お子さんのなかには、不安を明確に口にする子もいれば、心の中にしまってしまう子もいます。最近急に寝つきが悪くなったり、食欲が落ちたりはしていませんか? TVやインターネットでニュースをみる際には、お子さんも同じ情報を得ていることを忘れずに意識しましょう。

・不安の原因を理解する

ご両親のなかには、お子さんがご自身と同じことを不安に感じていると勘違いしてしまう方もいらっしゃいます。ですが、ご両親とお子さんが感じていることは異なる可能性もあります。お子さんが本当に心配していることを理解するために「具体的には何が恐い?」「それはどういう意味?」など、丁寧な言葉がけを心がけ、コミュニケーションを取るようにしましょう。

紛争や戦争が自分たちの住む地域や国に広がることを心配しているのか、それとも、今大変な状態にある人々の生活がどうなるかを考えているのかを理解することで、話すべき内容も変わってきます。

・子どもからヒントを得る

好奇心というのは、必ずしも恐怖心の表れではありません。お子さんからの質問には落ち着いて正確に答えるように心がけ、一方的に情報を押し付けないようにしましょう。

・子どもの話を真剣に受け止める

お子さんからの質問の答えがわからなければ、わからないことを正直に伝えましょう。そして、もしお子さんが現在大変な状況下にある地域や国のことを心配しているのであれば、自分たちでできることをお子さんと一緒に考えてみましょう。支援活動をしている団体へ寄付を行うことなど良いかもしれません。自分たちの力で誰かを助けられるという実感を得ることは、お子さんにとっても大きな意味をもつはずです。

※上記の情報は、The New York Times「How to Talk to Kids About Ukraine 」などから引用しました。

日本語で読める、おすすめの参考資料

専門家がすすめる、子どもと戦争について話すときの5つのポイント

子どもの支援に取り組む国際的NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、子どもと戦争ついて話すときの5つのポイントを心理の専門家とともにまとめて公開しています。

子どもとの対話のヒント 紛争のニュースで感じる不安 否定せず、寄り添って

子どもと紛争について話す時、ご両親や大人はどのようなことに気を付けたら良いのか。また、不安に思っている子どもにどのように接したらよいのか。ユニセフではそのヒントを紹介しています。

・子どものSOSの相談窓口

文部科学省のホームページからは、地域に応じてお子さん本人、もしくは保護者が悩み事を相談できる窓口を調べることができます。24時間子供SOSダイヤルは、通話料も無料です。

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