それでもベビーシッターのマッチングサービスをおすすめしたい理由
それでもベビーシッターのマッチングサービスをおすすめしたい理由
ベビーシッターのマッチングサービス最大手に登録するシッターがわいせつ容疑で逮捕された事件を知って、子どもを預けるためにマッチングサイトを利用することや、フリーランスのベビーシッターを雇うことに不安を感じるようになったご家庭も多いことでしょう。
その気持ちはよくわかります。
事件による被害はあまりにも深く、同じ小さな子どもを育てる親として、みなさんと同じように報道に震撼し、いまだ衝撃を拭いきれないでいるからです。
被害に遭われたお子さんと、そのご家族が受けてしまったダメージが、一日も早く癒されることを切に願っています。
そして自社のセキュリティ対策強化はもちろんのこと、今後どのマッチングサイトであろうとも二度とこのような事件が起きぬよう、すべての子どもにかかわる領域で有効な性犯罪歴などの情報開示を求めていく取り組みに共感し、自治体に働きかけてまいります。
その上でお伝えしたいのは、それでも私たちはやっぱりベビーシッターマッチングサービスをおすすめしたいということ。
なぜなら、ユーザーにとって利用しやすい価格で、個々のニーズに最も適したシッターとご家族とを、ダイレクトかつスピーディに結びつける場として、マッチングサービスが最適であるという想いは変わらないからです。
他者との良質なコミュニケーションは子どもの健やかな成長をうながす
そのための大前提として、ベビーシッターマッチングサービスは、フードデリバリーサービスのように、速くて安ければ誰でもよいというビジネスモデルではないことを、再確認したいと思います。また、急場しのぎのためだけに利用するサービスではないということも。
子どもの心身の発達のために必要な関わりの要素は、より幼いほどスキンシップとケアに集中します。しかし、その後成長の段階を踏んで影響力を増していくのは会話や体験であり、多様な価値観との出会いもふくめた他者との良質なコミュニケーションです。
その部分で、子どもの個性と家族のニーズに添いながらマンツーマンでサポートすることが、ベビーシッターの大きな役割だといえるのではないでしょうか。
マッチングサイトなら多種多様なシッターにアクセスできる
しかしそのためには、子どもと相性が良いシッターを見つけ出す必要があります。
マッチングサイトの登録シッターは、事業者の色に合わせた画一的なものではなく、個性と多様性があるため、ユーザー自ら子どものキャラクターに合わせて選定することが可能です。
一次情報としてのプロフィールとレビュー、二次情報としてのリアルな面談、三次情報としての短時間で試す同伴シッティングでの様子からチェック。
最後は子ども自身の評価(素直にまた会いたいと感じているかどうか。言葉で表現できない年頃は終了後のご機嫌や全体の様子から判断)とユーザーの直感を通してじっくり検討していくうちに、わが子の成長の伴走者としてふさわしいシッターを見つけられるでしょう。
マッチングサイトは低コストだから絆を深める時間がたくさんとれる
また、シッターとユーザーファミリーが慣れ親しみ、お互いを理解し、精神的な結びつきを深めていくためには、時間をかけて同じシッターへの依頼を重ねたいもの。
派遣型のシッターサービスの場合は、急な依頼でも必ずスケジュールを合わせてくれる代わりに、毎回違うシッターが訪れる可能性があります。
さらに相談・依頼・契約が対企業のため、利用料金にマージンが含まれることから、1時間あたり2000~3,000円前後という相場に。入会金と会費、家事や送迎などのオプション料金も含めると、総じて高額にならざるをえません。
その点、マッチングサイトはユーザー本人が交渉する代わりに、入会金やマージンが発生しないところがほとんどです。低コストで済む分、依頼の回数を増やしやすくなっています。
マッチングサイトにはたくさんの出会いと働く環境を自分で選べるメリットがある
シッターにとっても、ベビーシッターマッチングサイトには、自分なりの保育理念とオリジナリティを発揮できる環境のもと、自分で決めた納得のいく時給とスケジュールで働くことができるメリットがあります。
パラレルワークとしても成り立つことから、これまでの多彩な仕事の経験および能力を最大限に活かせるフィールドになるでしょう。
なにより、プラットフォームを通じてたくさんのファミリーと出会い、そのたびに人生の経験値と学びがアップデートされていくことが最大の魅力です。
マッチングサイトを通じてシッターとファミリーはお互いになくてはならない存在になれる
子どもたちひとりひとりが唯一無二の存在であるように、その両親およびシッターもまたひとりひとりが唯一無二の存在です。
シッターは子どもたちに影響を与えるメンターとなり、そのご家族もまたシッターの人生をより良い方向に導くメンターになります。
子どもを通して結ばれた仲だからこそ、血のつながりがなくとも、本物の親戚同様の関係を築き上げることができるということ。
このことは人間関係が希薄過ぎる現代において、強力な子育ての支えとなるでしょう。
ケアファインダーのCOOであるTrevor(トレバー)は、30年前に2人の子どものベビーシッターを務めあげ、今でもクリスマスカードを贈り合う仲です。
私の娘は、かつてシッティング中に大きな地震が起こったとき、必死に机の下で守ってくれたベビーシッターのことを3年が経った今でも話してくれます。
ユーザーとシッターが、お互いになくてはならない存在になり得るということ。
これこそがベビーシッターマッチングサービスの一番のメリットであり、私たちがおすすめしたい最大の理由なのです。