お子さんの自己肯定感を高める英語の絵本
お子さんの自己肯定感を高める英語の絵本
3月といえば、卒業シーズンであり、そして4月の入学シーズンがもうすぐやってきますね。
この時期は、幼稚園や学校を卒業し、入園や入学といった、人生の節目を迎える方も多くいらっしゃると思います。
そんな人生の節目のシーズン、新しい旅立ちにぴったりな、お子さんのセルフエスティーム(自己肯定感)を高める英語の絵本をご紹介します。
アメリカなどでは、このセルフエスティーム(自己肯定感)と呼ばれる、自分自身を大切に思う感情を持つことが、とても大切だとされています。セルフエスティームが高いと、自分に対する自信や自己評価が強化され、他人との関わりや人生の様々な局面においてポジティブな影響を与えることが期待されます。
また、セルフエスティームが高いと、新しい挑戦に対して積極的で、失敗や困難にも前向きに取り組むことができる傾向があります。一方で、セルフエスティームが低いと、自分に自信を持ちにくく、他人とのコミュニケーションや新しいことに取り組むことが難しい場合があります。
ここでご紹介する絵本が、お子さんが、これから人生に訪れる困難や失敗を恐れずに、前向きに挑戦していく心を育てる参考となることを願います。
The Book of Mistakes
間違って大きく描いてしまった女の子の片方の目、その失敗から考えた新しいアイデア。そして次の失敗。この絵本では絵を描いている間に誤って描いてしまった失敗から次々と生まれる素晴らしいアイデアを示してくれます。この物語は、大きな失敗でも、最も素晴らしいアイデアの源となり得ること、そして結局のところ、私たちは現在進行中の作業を行なっているのだということを教えてくれる心温まる絵本です。
Ish
絵を描くことが大好きなラモンは、ある日、兄が言った一言で絵を描く喜びを失って絵を描くことをやめてしまいます。違う見方でラモンの絵を楽しんでくれた妹の「っぽい(Ish)から好き」という言葉で、「正しい」絵を描く必要などないことに気づき、また自分の思うまま、自由に絵や文章をかいていけるようになるお話です。世の中に正解などあることは少なく、せまい価値観にこだわる必要はないことを教えてくれる本です。
Maybe
ニューヨーク タイムズのベストセラーであるKobi Yamadaさんのこの本は、内に秘めた無限の可能性を伝えてくれる絵本です。美しいイラストとシンプルなストーリーで、子どもたちに自分自身に対するポジティブな信念を教えくれる素敵な絵本です。
Oh, the Places You'll Go!
子どもたちに大人気の著者、ドクター・スースのこの本は、7歳以上と少し年齢の高いお子さん向けの本ですが、卒業や誕生日などの人生の特別な節目のプレゼントにも最適な絵本です。アメリカなどでは、幼稚園や小学校の卒業のお祝いだけでなく、高校や大学の卒業のお祝いにも贈られる、大人でも楽しめる本です。ドクター・スースのリズミカルな言い回しと奇想天外な冒険の世界は、人生の新しい門出に勇気を与えてくれます。 日本語では、「きみの行く道」というタイトルで出版されていますので、英語版と併せて読むこともおすすめです。