9月1日は「防災の日」、そして9月は「防災月間」です。そこでケアファインダーでは災害時の備えとして、家族で確認しておきたい事前準備や行動、そしてお役立ち情報をお届けします！

日本で起こるさまざまな自然災害

日本で生活をしていると、さまざまな自然災害に見舞われる可能性があることは、皆さんもご存知ですよね。地震、台風、津波などは確実に起こり得る災害ですので、家族で対処できるように準備しておく必要があります。

地震はいつでも起こる可能性があり、実際にほぼ毎日と言えるほど小さな地震が起こっています。日本で毎年のように発生する何千回もの地震の大半は、気にするほどのものではありません。ですが大きな地震が発生する可能性は、常に身近にあります。

多くの科学者は、東京でも近いうちに首都直下の地震が起こると考えています。もちろん、大半のインフラシステムは大地震に対応できるように設計・構築されていますが、万が一に備えて、ご家族でも準備をしておくことは非常に重要です。

津波は地震と密接に関係しています。津波は通常、海底で発生する大きな地震によって引き起こされます。ですが津波が来る前に十分な警告がなければ、さらに危険な状態が起こりえるのです。

幸いなことに、日本の津波警報システムはしっかりと構築されています。特に2011年の東日本大震災後は、さらにシステムが更新されることになりました。津波警報が発令された場合に、家族でどのように行動すべきかについて事前に計画を立てておくことは、ご自身の安全を確保するためにも非常に重要です。

また、台風によって強風と大雨を伴う激しい嵐が起こると、土砂崩れや停電、建物の崩落などが引き起こされる可能性があります。日本の台風シーズンは6月から10月ですが、天気予報は他にも色々な情報を発信してくれますので、日々ご家族でチェックするようにしましょう。

災害に備えるために、まずは基本を見直そう

災害に備えるためにご家族で最初にすべきことは、自然災害への警戒を怠らないようにすることです。地震や津波の場合、警報が出てから数分以内にすぐに行動することが重要ですので、できるだけ早く警報の通知を受け取れるようにしておきましょう。事前に避難場所などの情報を確認することも大切です。

また、家の中には簡単に持ち運べる防災グッズを用意しておきましょう。懐中電灯や水筒、除菌スプレーや包帯のほか、ブランケットなどをリュックサックに入れておけば、いざという時に文字通りの「救世主」となります。Amazonにもたくさんの既製品が販売されていますので、チェックしてみてください。

ほかにも、ペットボトルの水はたくさん用意しておきましょう。市街地の水道が使えなかったり、水が汚染されてしまったりした場合に役立ちますし、ペットボトルの水の賞味期限は非常に長いため、安心して保管できます。一般的には、1人あたり1日4リットルの水を3日分ストックしておくことが望ましいとされています。また、重要な書類を保管しておくために、耐火・耐水性のある金庫の購入も検討してみましょう。

家族で防災計画を立て、積極的に訓練をしよう

緊急時に必要な備えができたら、あとはそれらを活用するための計画を立てて、実際に訓練を行うことが重要です。

まず、ベビーシッターを含む家族全員が防災グッズの保管場所と緊急時の行動について理解できているかを確認しましょう。東京都内には指定された避難所があり、詳細はこちらからも確認できます。また、ご家族で避難計画を立てる際には、こちらの赤十字社のガイドを参考にしてみてください。

地震などの災害はいつ、どこで発生するかわかりません。そのため場合によっては、家族がバラバラのタイミングで震災が起こることもあります。災害が起こったときの家族の集合場所は、あらかじめ決めておくようにしましょう。また、 お子さんと一緒に避難場所まで実際に歩いてみると、注意すべきことなどがよく分かるようになります。

一度計画を立てて概要を把握できたら、次は実践してみましょう。9月の防災月間中は、緊急時に何が起こるかを家族で確認できる絶好の機会です。ですがいつでも何度でも、ご家族で訓練の日を設けることはできます。また、前述したように、ベビーシッターなど普段家にいる可能性がある人と一緒に訓練を行うことも重要です。

自然災害の多くは予測不可能ですし、何をすべきかを判断する時間もほとんどありません。ご家族皆さんの安全を守るためにも、ぜひこの機会に事前の準備を行い、積極的に訓練するようにしましょう！