「外遊び」を楽しむコツ
いつも素晴らしいお仕事をありがとうございます。 ベビーシッターの皆さまの丁寧なお仕事のおかげで、たくさんの保護者さまより嬉しいお声をいただいております。
今回は、これからの季節にご依頼が増えてくる外遊びについて、ベビーシッターとして心がけておきたいポイントをご紹介したいと思います。
外遊びは、身体を動かすことで体力の向上につながり、生き物や植物などの自然環境にも触れ合うことができるため、大好きな子どもが多くとても喜ばれます。
さまざまな効果が期待できる外遊びですが、外遊びは屋外に出る遊び方のため、室内と違って何が起こるかわかりません。移動時はもちろんのこと、公園など遊ぶ場所それぞれでの安全の配慮も忘れないように心がけましょう。
外遊び場では、子どもの年齢に応じて一緒に遊ぶか、見守っていることが必要です。
遊ぶ子どもを見守る場合は、子どもの年齢や遊びに伴うリスクの難易度に応じて「目が届く位置」「声が届く位置」「手が届く位置」この3つに注意し見守ってください。
それではいくつか、外遊びでの注意点を具体的にご紹介します。 楽しい反面、事故件数が一番多く報告されている遊具がすべり台、二番目がブランコです。
■すべり台の注意点
公園にある一般的な大型のすべり台は3歳〜が対象年齢になっている場合が多く、乳児の子どもがひとりで滑って遊ぶことは難しいと考えておきましょう。公園にはプラスチックや柔らかい素材でできた低めのすべり台もあり、1歳半頃から楽しめるものもあります。
すべり台を利用する際は、子どもを一人で遊ばせずベビーシッターが必ず付き添ってください。
ひとりですべり台を滑ることが難しい子どもの場合、ベビーシッターが一緒にのぼって一緒にすべるなどサポートしてあげるとよいでしょう。ひとりで仮に遊べる子どもの場合も、階段を登ったり、滑ったりする際にはベビーシッターがしっかり横につき見守ってあげることが大切です。
■ブランコの注意点
ブランコには一般的な3歳以上を対象年齢としたシートブランコと、1〜3歳を対象としたバスケットシートのブランコがあります。公園にはさまざまな形のブランコがありますので、子どもが安全に遊べる年齢に合ったブランコを選び遊びましょう。
ブランコを利用する際は、子どもを一人で遊ばせずベビーシッターが必ず付き添ってください。
ひとり座りがしっかりできていても、3歳以下の子どもをシートブランコへひとりで乗せていると、うっかりブランコから手を離し落下してしまう危険性があります。ひとりで遊ぶことが難しい子どもの場合は、抱っこをしていっしょに乗ったりするなど、サポートをしながら安全に楽しめるとよいですね。
夏場は、直射日光で遊具がとても熱くなっている可能性があります。ベビーシッターが遊具を使用して問題ないか確認してから、子どもに遊んでもらうようにしましょう。
■熱中症対策についての注意点
遊び場に日陰があるかもポイントです。 乳幼児の子どもは、体温調節機能が未発達です。外で遊ぶことが楽しいと子どもは体の異変に気づかず、体調の変化を訴えられないことがあります。状況に応じて水分補給タイムを設け適切な水分補給を行いましょう。
外遊びに出かける時は、保護者の方に子どもの飲み物を用意してもらうなど、出発前に水分の確認をしておきましょう。
また、公園などで遊ぶときには、車と人の往来にも注意をしてください。
夢中で遊んでいる子どもは公園の外だとは気づかず、ボールを追いかけ公園外に出てしまっていたというケースもあります。
■思わぬ怪我や事故が発生した場合
十分に配慮しながらシッティングを行なっていても、思わぬ怪我や事故が発生した場合、慌てず怪我の応急処置等をしながら、すぐに保護者へ連絡を行ってください。
外出時には携帯番号を保護者の方と交換しておくことが大切です。
子どもの状況が落ち着いた後もしくはシッティング終了後、必ずケアファインダー・サポートチームまで怪我や事故の報告を03-6825-0488までお願いします。
営業時間外などで電話が繋がらない場合は、お問い合わせフォームで連絡をください。
外遊びには家の中では体験できない刺激がたくさんありますね。
それぞれの年齢に応じた遊びや楽しみ方で、素敵な時間を子どもと一緒に過ごしましょう。